女性起業・フリーランス

スキルなしコネなし副業未経験の私が安定した会社員を手放してママ起業の道を選んだ理由

2023年9月26日

みさ
みさ

こんにちは!心地よく働きたいフリーランスママのビジネスコンサル、小田未紗です。
タスクと時間に追われる毎日から卒業したい方のサポートをしています。

2024年になり、今年はフリーランス3年目を迎える年となります。

ちょうど2年前の今頃(3月)、私はおうちで働くママになろうと、長年働いた会社の退職とWebデザインスクールへの入学を決めました。

今日は、安定企業の会社員という立場を手放し、フリーランスになろうと決めた経緯をお話したいと思います。

少し長いですが、お付き合いくださいね。

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  • 主婦ママ起業を頑張っている方
  • これからフリーランスを目指す方
  • 起業済みで不安を感じている方

育休復帰と家庭環境の変化

私は新卒から約10年間、地元のメーカー企業で一般職として働いていました。
福利厚生もしっかりしていて、人間関係にも恵まれており、
「定年までここで働く」と考えて疑ったことはありませんでした。

2021年春、わたしは2度目の育児休業から復帰しました。
そのタイミングで上の子も小規模保育園から認可保育園へ転園、私も下の子の保育園待機で長らく育休だったので久しぶりの事務仕事にドキドキ。

と、それだけの予定だったのですが、なんとこのタイミングで主人は海外赴任に。
家族でいろいろと検討を重ねた結果、私と子どもたちは日本に残り、主人は単身赴任をすることになりました。

育休復帰前に主人を空港から見送り、それから新生活をスタートしました。
(家を建てていたこと、一度退職すると同じ会社に正社員では戻れないこと、子どもの体調のこと、など検討材料はいろいろありますが、ここでは割愛しますね。)

そこから半年間は実家のお世話になり、秋頃に実家を出て母子3人での生活が始まりました。
当時、子どもは3歳2歳。イヤイヤ期なのか反抗期なのかわからないけれど、とにかく手がかかる時期でした。

その頃の子どもといえば、可愛い盛りと言われることが一般的ですが、毎日が慌しすぎて、記憶はあまりありません。
スマホに写真が残っていて、本当によかったと思います。

子どもにイライラする日々と自己嫌悪

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当時の生活は、朝起きて家事育児、急いで家族3人分の支度をして出発、保育園に送った後はそのまま出社、夕方まで働いてすぐにお迎えに行き、また家事育児、
夜はエネルギー切れで倒れるように就寝の毎日でした。

疲れた時は家事を置いといて後からやればいいと周りから言われましたが、置いておいたところで、家にいる大人は私1人。やるのは自分です。
なるべく家事は溜めないように気を付けていました。

土日は子どもたちの保育園がないのでずっと子どもたちと一緒。家にずっといるのも大変なので、毎週公園などどこかに出かけていました。

そんな毎日の中で、自分の時間は全くありませんでした。
何かしたいと思って朝早起きしても、子どもたちは母がいない察知能力が高く、すぐに起きてきます。

せっかく早起きしたのに!もっと寝ていてよ!とそこでイライラ。。

当然ですが子どもたちが朝の支度がテキパキできるわけもなく、「早くしてよ!」とまたイライラ。
小さなことで子どもたちに怒鳴り散らし、保育園に向かう車中でもグチグチ言いながら子どもたちを保育園へ連れて行っていました。

子どもたちを見送った後、会社に向かう車の中で「なんであんなに怒ってしまったんだろう」と涙を流したことは、一度や二度ではありません。

将来どんなに望んでも二度と戻ってこない、この3歳頃の可愛い時期に、心から愛おしく接してあげられていないことに自分を責めていました。

当時、会社でも、上司に言われた言葉に心の中で反抗して涙ぐむことがあったり、朝のことを思い出してまた自己嫌悪に陥ったり、、情緒不安定になることもありました。

フルタイムで働いている実家の母にも、遠慮して「手伝いに来て」とヘルプも出せず、とにかく自分ががんばらなくては、と毎日ただただ一生懸命に過ごしていました。

しかし、私は体も心もだんだん疲れていってしまっていました。

娘との関係性をよくしたい

このままじゃいけない・・

私はそう思いました。

結婚してすぐに子宝に恵まれず、やっと授かった娘。
生まれた時、この子のためならなんでもできると思った愛しい娘に、私は毎日鬼のような形相で、厳しい言葉を浴びせてしまっています。

このままじゃ娘の人格形成に何か悪影響を及ぼしてしまうんじゃないか、私と娘の関係性が悪くなってしまうんじゃないか、そして何より、まだ甘えたい盛りの3歳の娘の気持ちに寄り添えていない。

この気持ちが、私が現状をなんとかしたいと思った大きなきっかけでした。

このままじゃいけないと行動を起こす

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そこで私は、今の自分の生活での優先順位をつけることにしました。1番は子どもたちです。子どもたちとの時間は何よりも大切にしたい。

でも、自分の時間も欲しい。
「子育て中の母親は自分の時間なんてないのが当たり前だよ」なんて言葉も受けました。権威性がある立場の人に言われたこともあり、私はわがままなのかな?と悩みました。

でも私は、だらだらのんびり過ごしたいわけじゃない。
ただ、自分のために使える時間がほんの少しでも欲しかった。

有給を取って自分の時間を取ることも可能ですが、
ワンオペ育児の我が家は、子どもの発熱や園の行事で休むとしたら全部自分が休まなくてはなりません。

子どもの発熱が長引けば、登園できない日も続くし、2人順番に風邪をひくこともあります。

そう考えると、有給を使うのをためらってしまいました。それに、ただでさえ時短勤務や突然のお休みで同僚に迷惑をかけることもあるのに
それ以外に有給を取る勇気もありませんでした。

悩んだ結果、私が手放したもの

自分の生活の優先順位を考えると、今のパツパツのタイムスケジュールでは全てを手に入れるには無理があることが現実に見えてきました。

何よりも大切なのは、子ども。これは変わりありません。

もちろん、会社員として安定した収入を得ていくことも家庭には必要です。私は自分勝手なんじゃないかと何度も自分の中で葛藤を繰り返しました。

でも、主人は海外にいる、つまり、子どもを守っていくのは自分だと考えたときに、私が毎日笑って過ごしていることが、なによりも家族のためだと思ったのです。子どもたちのママは、私しかいません。

一時的に収入は落ちるかもしれない、でも、今は家族の笑顔が大切。収入に関しては、主人が帰ってくるまでに稼げるようになればいい。

そして私は悩んだ結果、会社員を手放す決心をしました。

会社員からフリーランスへ働き方を変える

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このままじゃいけないと思い始めた頃から、在宅で働けるような働き方にシフトしたいと考えるようになりました。

繊細さんな娘が小学校になったときに、無理やり行かせたりせず和やかな環境を作ってあげられるよう小1の壁も意識しました。

はじめは日本で頑張ると決めましたが、やっぱり家族で主人の赴任先に帯同しようか何度も悩んだことも一度や二度ではありません。これが、時間や場所に捉われない働き方に憧れるようになったきっかけとなりました。

そして私は、在宅で働ける仕事を検索するうちに、Webデザイナーになりたいと思うようになりました。

Webデザイナーを目指してデジハリへ通う

そして、独学でWebデザインの学習を始めました。独学を選んだ理由は、自分に合わなければやめるという選択肢を持って、少し試してみたかったのです。

しかしその心配とは反対に、本や動画教材で学ぶうちに楽しくなり、もっと学びたいと思うようになりました。

タイミングよく、松山にデジタルハリウッドSTUDIOができるという広告を目にし、「これはもう学ぶしかない!」と心に決め、申し込みをしました。

働き方を変えたいと本気で思ってから退職を決意するまで、約2ヶ月のことでした。

その間、主人と時差がある中、何度も何度も話し合いを重ねました。
一緒になってスクールはどこがいいか検索してくれたり、疲れ果てた私を見て専業主婦になってもいいよと声をかけてくれました。

でも私は、働くことが嫌いなわけではないので、専業主婦ではなく、フリーランスママになるという選択肢を選びました。

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会社員を退職までの2ヶ月間

上司に退職したい旨を伝えてから退職まで約2ヶ月ありました。その間は、会社の昼休みや半休をとってはWebデザインの学習時間に充てました。

心の余裕ができたことや、自分のやりたいことをやれていることで、子どもたちへイライラする時間も減ってきたように感じました。

退職の引き継ぎや新しいことの学びで、忙しい毎日に変わりはありませんでしたが、心は晴れていて、毎日がとても楽しみだったのを覚えています。

そして2022年6月、わたしは長年勤めた会社を退職し、フリーランスとして活動し始めました。

ママ起業の選択に後悔はない

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私は今、ママ起業という道を選択してよかったと思っています。

毎日がしんどくて、それすらも気づいていなかったあの頃に比べて、今は子どもたちの一つ一つの行動を心から可愛いと感じて、元気に成長してくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

自分勝手かなと悩みながらも働き方を変えたことが、結果的に家族の笑顔につながりました。

育児や仕事でいっぱいいっぱいになっていたあの時期はおそらくこれまでの人生で最大級の暗黒期ですが、あの経験があったから、今の働き方に出会えたし、今の自分がいると思っています。

小さな小さな年子たちに当時もっと優しくしたかったという後悔は残りますが、今もママのことを大好きでいてくれる子どもたちを見ていると、その時の自分も精一杯子どもたちに愛情を注いでいたんだと思うことができます。

もう後悔はしないよう、自分にとって何が大切かを常に忘れずに、これからの毎日も歩んでいきたいです。

もし今、子どもや家族とうまく接することができない、何かを変えたいのだけどどうしたらいいのかわからない、もっと子どもに寄り添える働き方に変えたい、と思っている方がいらっしゃいましたら、何が自分の中の優先度が高いのか考えてみてください。

ひとりで悩まずに、だれかに聞いてもらうこともとっても大切です。

私は、過去の自分のように働き方に悩む女性を1人でも減らしたいと思っています。

それは会社員からフリーランスになることを後押しするというわけではなく、不安な気持ちを持って働く女性を減らしたい、つまり、毎日を心から楽しめる女性を増やしたいと思っています。

あなたもあなたの家族も、みんなが笑顔で過ごせますように。

 

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  • この記事を書いた人

小田未紗

週4稼働で自分時間を手に入れる
フリーランスママの起業コンサル

「自分時間も家族時間も大切にしながら働きたい」
と思って30代未経験の会社員からフリーランスになりました。

「あなたのサービスを待っている人に、あなたのサービスを届けることで幸せをつなぐお手伝いがしたい」という想いを持って、夢に向かって一歩踏み出した女性のサポートをメインに活動しています。

▫️Webセールススタイリスト®️
▫️6歳4歳の年子ママ|愛媛在住

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