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元会社員の私がママになってから起業した理由

みさ
みさ

こんにちは!心地よく働きたいフリーランスママのビジネスコンサル、小田未紗です。
タスクと時間に追われる毎日から卒業したい方のサポートをしています。

先日、1dayセミナーを開催しました。

月1回くらいのペースでセミナーをしているのですが、毎回いろいろな背景を持つ方にお会いできます。

中には今は会社員だけど、起業に向けて頑張っている方や、専業主婦をしながら、起業の道に進んでいる方など、本当にみなさん背景はそれぞれです。

私はというと、元は会社に勤め、普通の事務員をしていました。

みなさんとお会いさせていただく中で、私が起業した理由と当時のことを考えたので、お話させてください。

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元会社員の私がママになってから起業した理由

私は2012年に大学を卒業し、地元の中小企業に就職しました。

安定思考の私は、県外に出るという冒険もしませんでしたし、地元では名の知れた会社を中心に就職活動をしていました。

主人と出会ったのも、その会社です。

福利厚生もしっかりしていましたし、結婚後も働き続けるつもりで、会社のクラブ活動にも所属しながら、楽しく働いていました。


結婚したのが2015年。

2018年に第一子となる娘を出産し、自分がいる部署で初めての産休・育休を取得しました。

一度職場復帰し、数ヶ月後に2回目の産休へ。

そして2021年春に本格的に職場復帰しようと思っていたとき、主人が海外に単身赴任になりました。


内示が出た当時、子どもたちは2歳と1歳。ただでさえ主人は月の半分ほど出張で家におらず、出張でなくても毎日帰宅は22時以降。

異国の地で保育園にも預けず年子育児をするという未来が考えられず、すぐに、帯同するという決心ができませんでした。


家族で話し合いを重ねた結果、主人は単身赴任をすることになりました。

でもこの時私が日本に残ることを決めたのは、「仕事を辞めたくなかった」というのが大きな理由のひとつです。


これまで転職もしたことがない私は、数年後に帰国した際に転職活動をする勇気がありませんでしたし、どうせ働くなら正社員で働きたいと思っていました。

キャリア(と呼べるほど何も築いてもいなかったですがw)を中断するのが怖かったんです。



周囲からは、「なんでついていかないの?」と数えきれないほど聞かれました。社内結婚も多い会社でしたが、旦那さん側が転勤になったら、ついていくのが当たり前という風潮でした。

それでも私は、行かない。それほど、会社で正社員として働くということに、こだわっていました。




・・・




それほど会社員として働くことが好きだったのに、なぜ会社員を辞めて起業したのか?



私が起業した理由は、子どものためです。



主人が単身赴任をしてから半年ほど私たち親子は実家にお世話になり、その後自分たちの家へ引っ越しました。

年子を育てながら、朝から夕方まで会社で勤務。片道30分の運転で会社を往復し、家に帰ったら、寝るまでが年子との怒涛の時間。

そして3ヶ月経った頃、ワンオペ育児の限界が訪れました。

当時のストレスの大きな要因は、自分の時間が取れないこと。

会社、保育園、家、の往復のみで、自分の時間と呼べる時間がありませんでした。

そのため、いつも子どもにイライラしてしまい、まだ3歳の娘に朝も夜も激怒り。




今思えば3歳なんて可愛くて、できないことばかりの年齢で当たり前なのに、私は1歳の息子の方に手と目をかけてしまい、3歳の娘にイライラをぶつけてしまっていました。

「お姉ちゃんなんだからできるでしょ」

まだ3歳の娘に、この気持ちを持っていました。イライラする自分が嫌で、アンガーマネジメントについて学んだりもしました。





プライベートなことになるので公にはしていませんが、なかなか子どもが授からなかった私たちにとって、娘は奇跡の存在でした。

辛くて苦しい、先の見えないトンネルを抜けた後にやっと出会えた我が子。

つわりもひどく、真夏の会社の駐車場で気を失いかけたこともあります。

会いたくて、会いたくて、やっと出会えた我が子。

生まれた時、この子のためならなんでもできると思いました。絶対に幸せにしようと誓いました。






・・・それなのに、私は怒ってばかりで、今全然この子を大切にできていない。

そのことが私は何よりも辛かったのです。

自分の気持ちに余裕を持って、もっと娘に向き合いたい。怒った顔ではなく、笑顔で娘と過ごしたい。

今しかない可愛いこの時間を、もっと向き合えばよかったで将来後悔したくない。


なのに子どもに優しくできない自分に悩み、勝手に涙が出ることもありました。


・・・

じゃあ、どうすれば子どもとの時間を大切に過ごせるようになるのか?


その時の私の中にあったのは、働く時間を減らすという選択肢でした。

在宅ワークで働きたい、週4勤務にしたい、パートになりたい、会社に掛け合いましたが、全て却下。

時短勤務で使える2時間はマックス使っていたので、これ以上勤務時間を減らそうとしたら、今の会社を辞めるしかありません。



収入が減る不安もあったので、在宅で働ける仕事を考えました。

でも当時は、地方にリモートワークが普及する前。検索の中でたどり着いたのは、自分で仕事をする、フリーランスになるという選択肢でした。


私はWebデザインを学ぼうとスクールの見学に行きました。

私の話を聞いてくれたマネージャーはこう言いました。

「会社員、ワンオペ育児、デザインの勉強。今二足のわらじ(会社員、ワンオペ育児)だけでもしんどいのに、三足のわらじは無理だよね。」と。

スクールに生徒を入れたいだけであれば、どうにか理由をつけて入学を勧めるところもあるかもしれません。

でもマネージャーは、私がデザインを学ぶということを応援してくれつつ、今のままでは厳しいということをはっきり言ってくれました


それまで会社を辞めることを迷っていた私ですが、その言葉から自分が今何を大切にしたいのかをもう一度考え、三足のわらじの中の「会社員」を手放す決心をしました。



・・・

元会社員の私がママになってから起業した理由、それは、子どものためです。子どものためと言いながら、自分のためでもあります。

娘、息子との時間を大切に日々過ごしたくて、起業しました。自分の自由な時間が欲しくて、起業しました。

きっと、ママになっていなかったら、海外に帯同して違う人生を歩んでいるか、今でも会社員として働いていると思います。

ママになったから、起業という道を選択したんです。


起業して2年。子どもたちが成長したこともありますが、2年前ほどイライラしている自分はいません。

毎日笑顔で保育園のお迎えに行けているし、子どもたちと過ごす時間が本当に幸せです。(もちろん口うるさい鬼婆になることもほぼ毎日ですよ!笑)




かつ、喉から手が出るほど欲しかった自分の時間も手に入れました。

平日に好きなことをする時間、好きなものを買えるお金です。

ランチに行った際、値段で選ぶのではなく、食べたいもので選ぶとか、この服可愛い!と思った子ども服を買うとか、自分のケアに少し時間とお金を使ってみるとか、主婦のちょっとした喜びに使っています。






会社員として働くしか自分には道がないと思って10年間働きましたが、起業してからはそれまで知らなかった世界を知りました。

そして、同じように働き方に悩み、行動している主婦ママさんがたくさんいることも知ったし、それが私の活力にもなりました。





起業して活動していると、いいこともあればうまくいかないこともあります

きっと会社員のときだったら体験しなかったであろう収入の不安で凹んでしまうこともありますし、正直、会社員に戻ろうかと思ったことも何度もあります。




でも続けられているのは、私が起業した理由を大切にしているから子どもたちとの、時間と気持ちにゆとりがある生活を手放したくないから。


そして、出会ってくださるお客様がいるからです。

あなたの起業した理由・起業したいと思ったきっかけはなんですか?




自分の中で迷いがあるときこそ、思い出してくださいね。



その後の話

 

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  • この記事を書いた人

小田未紗

週4稼働で自分時間を手に入れる
フリーランスママの起業コンサル

「自分時間も家族時間も大切にしながら働きたい」
と思って30代未経験の会社員からフリーランスになりました。

「あなたのサービスを待っている人に、あなたのサービスを届けることで幸せをつなぐお手伝いがしたい」という想いを持って、夢に向かって一歩踏み出した女性のサポートをメインに活動しています。

▫️Webセールススタイリスト®️
▫️6歳4歳の年子ママ|愛媛在住

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