こんにちは!心地よく働きたい主婦ママ起業家のビジネスコンサル、小田未紗です。
タスクと時間に追われる毎日から卒業したい方のサポートをしています。
※この記事は、2023年に書いた記事です。
私は現在、デジタルハリウッドSTUDIOで全国版主婦ママクラスの運営/SA(サポーター)として勤務しています。
先日、全国版主婦ママクラスの2023年6月生初回授業があり、私も受講生さんたちと一緒に授業を聞いていました。その中でわたしが1番印象に残ったのはこちらの言葉。
デザインの本質は「設計」と「問題解決」。
(担任の先生のお言葉をお借りしています)
デザインを整える、コーディングすることは、あくまで手段です。
デザインは問題解決とよく言われます。
具体例を交えて、私なりに説明していきますね。
目的を考えよう
制作をしていると、「おしゃれと思ってもらえるサイトにしよう」「こんな動きも入れたらすごいかな」など、見た目に意識が向きがちです。
素材探し中に見つけた好みの写真や画像は使いたくなるし、身につけたコーディング知識はここぞとばかりに披露したくなります。(経験者w)
でも、本当に重要なのはそこじゃありません。
どんなに見た目がおしゃれなWebサイトができたとしても、それがクライアント様がWebサイトを作りたい「目的」にあっていなければ意味のないものになってしまいます。
お菓子教室のWebサイト制作を例に考えよう
例えば、お菓子教室をしている人が、新しくWebサイトを作りたいとします。この人は何のためにWebサイトを作りたいのでしょうか?
・お客様に認知してもらうため?
・提供サービス一覧を紹介するため?
・定期レッスンのチケットを購入してもらうため?
- お客様に認知してもらうため?
- 提供サービス一覧を紹介するため?
- 定期レッスンのチケットを購入してもらうため?
目的は様々ですよね。それぞれの目的の問題と解決策を考えていきましょう。
(以下、クライアント様=お菓子教室を開催している方。あなたのお客様。/お客様=お菓子教室に来てくれる方。クライアント様のお客様。とします。)
例1:お客様に認知してもらうため
【問題】今、認知度が低い
【解決策】SNSと連携して、SNSからWebサイトにきてもらう仕組みを作ろう
お客様にあまりクライアント様のお菓子教室が知られておらず、認知度が低いことが問題だったとします。このクライアント様は当然、認知度を上げたいという気持ちがありますよね。
その問題を解決するため、SNSとWebサイトを連携させ、SNSからWebサイトへきてもらう仕組みを作ります。また、既にお客様である方が、レッスンの感想をWebサイトからSNSでシェアできる仕組みもあれば、双方向で行き来ができるようになります。
例2:提供サービスを紹介するため
【問題】提供しているサービスの一覧がなく、情報がバラバラになっている
【解決策】サービス情報をわかりやすくまとめたページを作成する
お菓子教室にはいろいろレッスンがあるものの、まとめて紹介されているページがなく、随時SNSに投稿しているだけだったとします。お客様に情報をお伝えするのにも伝えづらいし、興味を持ってくださったお客様が本当に必要なサービスを見逃してしまうかもしれません。
その問題を解決するため、サービス情報を一覧でまとめたページを用意します。サービスを提供する側もされる側も、見やすくて選択しやすいページができると、最適なサービスに出会えてお互いに良いですね。
例3:定期レッスンのチケットを購入してもらうため
【問題】購入までの導線がわかりづらい
【解決策】興味を持ってくれたお客さまが迷うことなく購入できる導線を作る
定期レッスンのチケットを販売しているのに、なかなか購入されないことが問題だったとします。もしかすると、その販売ページへのリンクがわかりづらかったり、お客様が購入するまでの手順が多いページになっているのかもしれません。
購入ボタンはそもそも一目見てわかるところにある方が親切ですし、興味を持ってSNSやホームページに訪れてくださったお客様が、途中で手続きが面倒になって購入を諦めたりすることがないような導線作りが必要です。
問題解決にデザイナーは必要不可欠
3つの例に対して解説をしましたが、それぞれの問題を解決するために「デザイン」が必要そうだと感じていただけたでしょうか?
目的によって、どうWebサイトを設計するかは変わってきます。
デザインやコーディングはあくまで「手段」なのです。制作の際には、デザインやコーディングをすることが「目的」や「ゴール」になっていないかな?と立ち返ることが必要です。
デザインは、決して見た目をよくすることではなく、ユーザー(使い手)のために問題解決することです。ただおしゃれなデザインができるデザイナーさんよりも、クライアント様の問題を一緒に考えて解決に導けるデザイナーさんの方がお客様には喜ばれます。
もし、今Webデザインを学んでいる方がこの記事を読んでくださっていたら、ぜひ問題解決ができるデザイナーを目指してくださいね!
※授業に参加して、私なりの解釈を投稿しています。授業の内容ではありません。