こんにちは!心地よく働きたい主婦ママ起業家のビジネスコンサル、小田未紗です。
タスクと時間に追われる毎日から卒業したい方のサポートをしています。
起業したママさんのビジネス相談に乗っていると、こんな風にご相談いただくことがあります。
仕事と家庭のバランスをとりながら働きたいのになかなかできません。
私も今でこそ、仕事時間もプライベートも楽しみながら働けるようになりましたが、起業して1年経った頃は全くそんなことはなく。。。
子どもが遊ぼうと言ってきても「あとでね」と全然相手ができなかったり、仕事が終わらなくて早朝からパソコンに向かったりと、全然ワークライフバランスが取れていませんでした。
会社員の時の方が、バランスを取れていたのではと悩んだこともしばしば。女性が働くという選択肢を持つ中でも、「起業」という選択は、まだまだ多い選択肢ではないですよね。
この記事では、「ママ」と「起業」を両立させるためのコツを3つお伝えします。
こんな方におすすめ
- 仕事とプライベートのバランスがうまく取れなくて悩んでいる方
- ママも起業も楽しみながら過ごしたい方
ママが自宅で起業するメリット
日本政策金融公庫・総合研究所がまとめた「2022 年度新規開業実態調査」によると、女性が起業した件数は、統計を始めて以降最多だと言われています。
それだけ、女性の起業がしやすい時代になっているんですね。
私が起業したのも2022年。パソコンひとつで自宅で働けることを夢見て、起業しました。
ママが自宅で起業するメリットを考えてみましょう。
働く曜日・時間を自分で選べる
1つ目に、自分が働く曜日や時間を選べるというメリットがあります。
会社員時代、子どもが熱を出したと保育園から連絡があれば、上司や同僚に気を遣いながらお迎えに行っていました。
ご相談に来てくださるママ起業家さんとお話していても、会社員時代、急な休みで迷惑をかけることが苦しかったというお話をよく伺います。
起業すると、そのストレスからは解放されます。
自分でスケジュール組みもできるし、何時まで働くのかも自分で決められます。
子どもが小さい時は、急に体調を崩すこともよくあるので、周囲に気兼ねせずに調整できるのはありがたいですよね。
私自身も、子どもの体調だけでなく、習い事の時間にも融通が効かせられるので、よかったなと感じています。
家族に合わせた働き方ができる
2つ目に、家族に合わせた働き方ができます。
我が家は転勤族なのですが、上の子が3歳から6歳になるまで、主人は単身赴任をしていました。
その単身赴任先に、パソコンを持って滞在し、家とは異なる環境でも仕事ができたというのは大きなメリットでした。
個別相談に来てくださる方も、「転勤族でどこでも働けるように起業しました」や、「数年前に転勤して、再就職はなかなか厳しいです」など聞かせてくださいます。
ご主人の転勤や、家庭の事情に合わせた働き方ができるのも、起業のメリットですよね。
会社員以上の収入を得られる
3つ目は、自分の頑張り次第で会社員以上の収入も夢ではない点です。
どれだけ頑張っても収入の天井がある会社員とは違い、起業の世界には天井がありません。
もちろん、軌道に乗せることは一朝一夕でできることではありません。
後ほどお話しますが、全体で見ると女性起業家の収入は低いと言われており、収入はデメリットにもつながる部分です。
でも、誰にでも夢があるメリットだと思います。
ママが自宅で起業するメリット、魅力的ですね!
そうなんです!まさに、家族に合わせて柔軟に自宅で働けるって嬉しいですよね!
ママが自宅で起業するデメリット
でも、ママ起業にはデメリットも存在します。先ほど起業件数は過去最多というお話をしましたが、ママ起業の5年生存率は低いと言われています。
それだけ起業を続けることが難しく、簡単に結果が出るとは限らない世界だということですね。
売上も成長も自分次第
メリットで収入について触れましたが、全員が稼げるようになる世界ではないことも事実です。
起業の世界で成功するためには、正しい知識と行動が欠かせません。
私も、起業してからしばらくは、会社員の時の収入よりも低い時期が続きました。
ビジネスを学び始めてから、マインドも売上も働き方も変わってきましたが、本当に自分次第の世界だということを実感しています。
最初から何もしなくても収入が入ってくるなんてことは、絶対にありません。
全ての責任は自分にあるという意識を持って行動が必要です。
子どもの体調不良に有給がつかない
ママが起業していようが会社員であろうがパートであろうが、子どもは関係なく体調を崩します。
メリットでは周囲に気兼ねせず休めることをお伝えしましたが、もちろん有給はつきません。
休めば休んだだけ、稼働は減ります。
私は子どもが2人いるのですが、順番に体調を崩してなかなか仕事が手に付かない日々なんかは「有給欲しい〜」と切実に思いました。
デメリットも理解しておく必要がありそうですね!
その通り!起業の道は楽しいことばかりではありません。
主婦ママ業と起業の両立のコツ
ここまで、ママが自宅で起業するメリットとデメリットをお伝えしてきました。
では、「ママ」と「起業」を両立させるコツをお伝えしていきたいと思います。
- 仕事をする時間を決める(稼働できる時間を把握する)
- 今何を大切にするときなのか決める
- できない罪悪感を捨てる(やること・やらないことの取捨選択)
- いさぎよく、人に頼る
①仕事をする時間を決める(稼働できる時間を把握する)
まずは、自分が仕事をする時間を決めましょう。
多くのママさんは、お子さんが小学校や幼稚園・保育園に行っている間の数時間だと思います。
私のお客様は、9〜15時くらいの方が多いです。
子どもが帰ってくるまでに仕事を終わらせ、あとの時間は家族で過ごしたいと願うママさんが多いです。
でも、思うようにいかない方が多いのが現実。
子どもがいてもパソコンを開いてしまうし、夜もスマホをずっと見ています。
なぜそうなってしまうのか、考えたことはありますか?
それは、自分の稼動できる時間と仕事量が合っていないからです!
まずは、自分が稼動できる時間を把握し、その時間を自分の仕事時間だと決めてしまいましょう。
その時間を超えても取り組まなければならない仕事は、今のあなたには多すぎる量ということなんです。
自分が稼働できる時間をしっかり把握し、その中で終わらせられる量に調整していくことが必要です。
今すでに仕事もパンパンで時間に追われています(泣)!!という方は、一旦ストップ。
まずは立ち止まって、自分のビジネスを立て直していくタイミングです。
変われるか不安でも大丈夫。私もその状態だったので、そこから変わることはできますよ!
自分が稼働できる時間をちゃんと把握して、仕事時間を決めましょう!
②今何を大切にするときなのか決める
とはいえ、起業して一生懸命がんばっているときには「今がんばりたいの!」という時もありますよね。
そんな時は、今はビジネスを優先する時間と決めてもいいと思います。
私も、「どうしても今これがしたい!」と言う時期はいつもよりお迎えが少し遅くなったり、夜子どもたちがいてもパソコンを開くこともあります。
それがいつもになると、「本当はこんなことしたくないのに」とストレスが溜まってしまうかもしれませんが、今は何を優先したい時なのか自分で「決める」ことで、その葛藤は減ると思います。
逆に、今しかない子どもとの時間を優先して働くのも◎。
③できない罪悪感を捨てる(やること・やらないことの取捨選択)
ママと起業の両立のコツとして最も大切だと感じるのは、全てを完璧にしようと思わないことです。
できないことへの罪悪感は捨てましょう!
家事も育児も仕事も全部ひとりで抱え込んでは、いつかしんどくなってしまいます。
私も会社員時代の話ではありますが、全部を自分ひとりでやろうとして心も体も辛くなりました。
掃除ができていない日があっても大丈夫。ご飯だって惣菜を使っても大丈夫。
自分の中でやることとやらないことを決めることが大切です。
私が決めてる家事のルールはこちら!
- 在宅だけど、仕事時間は家事はほぼしない
- 惣菜も冷食も外食もOK
- 掃除は出かけるときにルンバにお任せ(毎日じゃない)
よく「みささんは家でお仕事していて、家事が気になりませんか?」と言われるけど、気になりません!
家事をするのは、子どもが帰ってきてからです。思うように進まないこともあるけど、それはそれでオッケー!
やること・やらないことを決めるのは家事だけでなく仕事においても同じ。
苦手だな、これは自分じゃなくてもできることだな、と思うことは手放していきましょう。
まだ外注をする余裕がない…と言う時は、例えば、デザインのテンプレートだけお願いして、普段の発信はそのテンプレートを使うなど、少しでも苦手を減らせる工夫をしてみましょう!
④ひとりで頑張らず、人に頼る
頼るのが苦手な方ほど、ママ業(家事や育児)も、起業も、ひとりでがんばろうとしてしまいがちです。
でも、全部をひとりでこなすのは、いさぎよく諦めましょう!!
私のこれまでを振り返ってみても、一人で育児をしようと頑張っていた時間、今思えばもっと周囲の人や制度を頼ればよかったと思いますし、自己流でビジネスをしていた時間も、もっと早くコンサルさんやメンターさんを頼ればよかったと思います。
もちろん、ひとりでがんばっていた時間が無駄だったとは思いません。
自分なりに、一生懸命がんばっていたと思います。
でも、頼った方が、何倍も楽に進めたし、何倍も早く進めたと思います。
特に「起業」は、ひとりで悩む時間がもったいないです。
その時間、誰かに相談すれば一瞬で解決するかもしれないし、やはり自己流には限界があります。
今あなたが一人でがんばろうとしているこの瞬間にも、同業の人はプロの力を借りて前に進んでいるかもしれません。
いさぎよく人に頼るというのも、両立のコツです。
コンサルさんやメンターさんを見つけるなら、同じ「ママ業」と両立している方をおすすめします。
畑違いの方にお願いすると、両立できず、また苦しむことになる可能性も…。
ママと起業を両立させるコツのまとめ
今日は、ママが自宅で起業するメリットとデメリット、そして「ママ」と「起業」を両立させるコツをお伝えしてきました!
『ママだから、家族のそばで働きたくて起業した』
その想いを持っている方が多い一方で、起業がうまくいかず悩んでしまう方が多いのも現実。
でも、ママがにこにこ笑顔で過ごせることが、ご主人やお子さんにとっても嬉しいことであることは間違いないですよね。
ママがにこにこで過ごすには、ビジネスもうまくいっているかどうかも関係してきますよね!
「ママだから」で諦めることなく、「ママだから」起業も楽しんでいきましょう♪