自分の気持ちに正直に生きる。”ポンコツなわたしで、生きていく”
『ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす』
いしかわゆきさんの著書、前から知っていたけど中身を読んだことはありませんでした。本の帯には”毎日がちょっと辛いな、と感じているキャリア迷子のあなたへ”と書いてあります。
「興味はあるけど、、まぁいつか時間ができたら読もうかな」くらいに考えていたけど、読んでみると「そうだよね、その通りだよ!」と共感できるポイントがたくさん!
今のわたしが大事にしている「自分の好きを大切に」「自分の気持ちに素直になる」ということをすごく肯定してもらったような気持ちになりました。
もし、周りと比べて自分の欠点が見えて落ち込んでいる。とか、何もうまくいかない。と思っている方がいたら、ぜひ読んでみて欲しいです。
心に残った言葉をご紹介します。どなたかの気持ちがちょっと楽になったり、この本読んでみたいなという気持ちになれば嬉しいです。
不得意は克服しなくても死なない
誰でも、自分が不得意・苦手だなと思っていることはあると思います。例えば、資料作りが苦手とか、人前で話すのが苦手とか。その苦手なことは、克服しようとせず、得意な人に任せてしまえばいいんです!
自分の不得意を得意としている人が身近にいると、「自分も頑張れば同じようにできる」と思ってしまいがちです。会社の先輩とか友達とか。TVの中の人とか遠い存在の人とだと比べたりしないのに。そこで背伸びをせず、自分が得意だけど他の人には不得意に感じていることをやっていた方が自分は楽になります。とことん得意なことをやったらいい。そして、それを不得意に思っている人と出会った時に、「仕事」が生まれます。
お金や仕事にこだわらなくていい
SNSやYoutubeで人気のある投稿のうち、答えが「お金持ちになる・稼ぐ」ことだったり、「キャリアアップ・儲かる」に繋がるものが目立っていること、ありませんか?人生の悩みは、「お金・仕事・恋愛」に分類されるなんて言ったりもします。
自分がやっていることを、すべてそれらにつなげようとしたら、しんどくなってしまいます。好きでやっていることだけど、報酬に繋がらないとダメ?とか次の仕事につながらないと意味がない?とか。全部がお金になるわけじゃないですよね。
「好きでやっていたら、たまたま(仕事やお金に)つながった!」くらいの心持ちがちょうどいいのかもしれません。
半径5メートルの自分の国は、自由な国である
やりたいことがあるのに一歩踏み出せなかったり、反対に手放したいことがあるのになかなか手放せなかったり(彼氏と別れたいといつもぐちぐち言っていたり)。でもそれって、大人になった自分には自由に決められるんです。わたしたちは選ぶことができる。
「半径○メートルの幸せ」という言葉をたまに耳にしますが、本当にその通り。自分の半径何メートルかの距離にいる人たちと幸せな気持ちで生きていける方法を選んでいきましょ。
自分の年齢は自分で決める
自分のことをおばさんだと思ったら、もうおばさんです。自分は永遠の20歳、そう思って生きていたっていいんです。著者のいしかわゆきさんも自分は永遠の17歳だと信じて生きています。
年齢を理由に何かを諦めたりしない。やりたいことをやらない理由を年齢にしない。わたしだったら、23歳くらいが楽しかったのでそれくらいがいいかな〜。自分が稼いだお金を自分の好きに使い、好きな人がいて笑い合える友達がいて、若さ溢れていたあの頃です。笑
やりたいことを無理に決めない
SNSの中の人だったり、身の回りでキラキラしている人たちを見ていると「やりたいことをやっていていいな〜自分にはやりたいことなんてないし」って思うことはありませんか?就活の時エントリーシートで、「弊社でやりたいことは?」という項目になんて書くか、苦戦したことはないですか?
全員が全員、やりたいことを決めていなくても、それっぽく生きていけたらいいんです。キャリアの築き方にも、目標に向かって進む「登山型」と、とりあえず寄り道をしながら進む「トレッキング型」があるそう。やりたいことがないからって焦ったり、見つけようともがいたりする必要はありません。
自分軸で気ままに生きていい
この本を読んで、そう思いました。これから本格的にフリーランスとして活動しようと思っている今、この本に出会えてよかったなと思います。周りと比べて落ち込んだり、自分ができないことを責める必要はない。自分が選択して生きていける状況なのだから、自分の心が軽くなる方を選んで生きていきたいと思える本でした。
本はこちらです。