ママ複業の働き方〜イベント登壇を終えて〜
1月末、デジタルハリウッドSTUDIO松山(以下、デジハリ)で、主婦ママクラス開講イベントとして「地方こそ複業人材を。子育てママの複業の始め方」が開催されました。
今回のゲストはeQualityProjectの代表お二人と、デジタルハリウッドSTUDIO千葉トレーナーの三橋先生。そして、今月から晴れてデジハリでSA(サポートアシスタント)として働くことになった私。
それぞれが違うバックグラウンドと活動をしているけれど、全員に共通しているのは「ママ」であるということ。そんな複業×ママのトークイベントを終え、感じたことがあります。
複業って実は身近な働き方
少し前までは「ふくぎょう」といえば「副業」が一般的でした。本業を持ちながら、サブ的な働き方の副業をする。
でも今は、本業・副業という概念ではなく、複数の仕事をしている「複業」ワーカーも増えてきたように思います。
私自信、デジハリのSA、個人受注のデザインのお仕事、企業様のバックオフィス業務(事務)と、様々な仕事をしています。会社を辞めてから、気づけば「複業ワーカー(パラレルワーカー)」に自分もなっていました。
人前で話すことが大の苦手
今回、登壇者としてお話させていただきましたが実は私、人前で話すことが大の苦手です。遡ること小学生時代より、先生の「この答えわかる人?」の問いに、自分から手を挙げたことはほとんどありません。会社員になってからの朝礼の3分間スピーチも大嫌い。当番の日には、通勤中の車の中で頭の中に原稿を作って唱えながら会社へ向かっていました。
なんか変なこと言ったらどうしよう、間違ったことを言ってたらどうしよう、そんな思いもあったし、頭の中が真っ白になったらどうしようと感じていました。
でもなぜか、周りの方々からは「緊張しているように見えない」と言ってもらうことがしばしば。友人の結婚式の代表スピーチでも「堂々としてたね」なんて言われて。いやいや、心の中はいつも大パニックです。
楽しい経験が苦手意識を変える
今回登壇させていただいて、不思議なことに人前で話すって楽しい!と思いました。今までの私だったら、絶対そんなこと思っていません。きっとイベント中は「自分にマイクが回ってきませんように」と願い、終了後は「やっと終わったわ〜」と胸を撫で下ろしていたことでしょう。
でも今回、全然違うことを考えていました。
ファシリテーターさん(司会者)からゲストスピーカーに向けられた質問にも「自分ならこう答えるな」と考えていつでも準備ができていたし、終わった後なんて「また機会があったら登壇したい!登壇までいかなくてもお話する機会があればお話させてほしい!」と強く思いました。
これってなんでだろう?不思議に思いませんか?あんなに嫌いだった人前で話すことが、今は楽しい・またやりたいと思えている。
それは今回の登壇が楽しくて、自分に自信がついたからだと思います。
じゃあそれはなぜか。要因を考えてみました。
最高の環境
これは間違いない要因です。場所が、行き慣れているデジハリであること。ファシリテーターが、どんな回答をしてもうまく拾ってくれるスペシャリストであること。登壇者が全員顔見知りで、しかも同じ「ママ」という背景を持っていること。そして、聞いてくれているみなさんが優しい眼差しで聞いてくださったこと。
これらの要因によって、私は緊張することなくお話することができました。
優しいオーディエンス(聴き手)の皆様
私が話をさせてもらっている間、みなさん「うんうん」とうなづきながら聞いてくださいました。私が目を見ると、みなさんも目を合わせてくださったり。この雰囲気により、一気に勇気づけられました。
嬉しい感想
イベント終了後、何人かの方から「心が動いた」「感動した」「共感した」とのお言葉をいただきました。今回、主に自分の働き方についてお話したのですがこんな話でも何かを受けとってくれる方がいるのだと、反対に私が感動したのです!(お褒めの言葉はそのまま受け取るタイプです。笑)
どんな話にも間違いはない
私がこれまで思っていた「つまらない話をしてしまったらどうしよう」「間違えたことを言ったらどうしよう」という考えが、不要だったということがわかりました。
今回のトークテーマの1つが「私の複業ワーカーとしての働き方」だったので、私の経験と今やっているお仕事についてお話したのですが、これには何も正解も間違いもなく、1つの経験談として成立するのだということに気づいたのです。
私の話が、誰かの為になったり、誰かの背中を押すことがあるかもしれない。こんな働き方を知らなかった人にとって1つの発見になるかもしれない。同じような経験をした人が、私1人じゃないと勇気を持ってもらえるかもしれない。
それに気が付いたので、自分の話をするのは怖くなくなったし、まだまだ話したい!と思うようになりました。
小さな挑戦が大きな自信につながる
イベント登壇させていただいたことで、「人前で話す」という苦手だったことを克服できました。また違う環境やトークテーマで登壇となれば、気持ちは少し後ろ向きに戻ってしまうかもしれませんが、少なくとも今は自信を持ってお話できる気がしています。
今回人前でお話することは、私にとって小さな(いや、大きめの)挑戦でした。でも、それが楽しいと思って終えられたことで、またやりたい、自分にもできるという大きな自信に変わりました。
フリーランス複業ワーカーとなったことで、自分がやりたいと思ったことに自由に挑戦することができるようになりました。それが私の毎日を楽しくさせてくれているのですが、今回の挑戦は自分を大きく成長させてくれる機会だったと本当に感じました。
ママは複業ワーカー!
そもそも、ママって複業ワーカーだと思いませんか?家事をしながら、育児もして、子どもが何人かいればそれぞれに合わせた予定や成長スピードでお世話をして、なんなら家事だって洗濯・掃除・料理…だけじゃなく名もなき家事と言われるゴミ出しの後のゴミ袋補充や丸まっている靴下を拾ってひっくり返すこととか、もう無限にやることでいっぱい!
もうそれって複業ですよね。なのでママは複業ができる能力をそもそも持ち合わせているんです!複業ワーカーである主婦ママさんたち、共にがんばりましょう!
最後に
このような機会をいただきましたデジタルハリウッドSTUDIO松山/高松校の皆様、一緒に登壇したゲストの皆様、そして、私のつたない話を聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました!
どなたかの背中を押すようなお話ができるよう、日々励みたいと思います。