なぜあなたは働いていますか?
こんにちは!
今日のタイトル「なぜあなたは働いていますか?」という問い。
あなたは答えられますか?
少し考えてみてもらえると嬉しいです。
なぜ今日こんな話をするかというと、『なぜ僕らは働くのかー君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(著:池上彰、出版:Gakken)という本を読みました。(こちらです)
感想から言うと「読んでよかった!」です。
自分の仕事に誇りや意味を見いだせ、子どもたちにも将来この本の内容を伝えたいと思い、あらゆる職業の人に感謝の気持ちを伝えたくなりました。
子どもが体調を崩して思うように働けない日が続いたり、ミスをしてしまってもうわたしこの世界向いてないかもと思ったり、収入がなかなか増えなくて少し嫌になってきたり、そんな日々があっても、働く意味をしっかり持っていれば乗り越えられます。
本を読んで考えたことを、少しシェアさせていただきたいと思います。
働くとはどういうことか
新入社員時代に考えたこと
約10年前、新卒として地元企業に入社したわたしは、2週間の新入社員研修を受けました。
その中で「なぜ働くのか」というディスカッションがありました。
会ったばかりの同期10人と、1つの答えを導き出すというワークです。
そこでの結論(会社としての答えだったのか、自分たちの意見だったのかは忘れましたが)は、「お給料をもらうため」でした。
ディスカッションでは、生きがいのためや社会のためなどいろいろな意見が出ました。
でも結論としては、お給料をもらうため。
そこでわたしは衝撃だったのを覚えています。
研修という場だと「社会貢献のため」とか「働きがいを見つけるため」とか、いわゆる”きれいごとな理由”を結論として導き出さないといけないかと思っていました。
でも、お給料を得るためでいいんだという驚きの結果。
もちろん、ただお金を稼ぐためという意味ではなく、ディスカッションの続きとして「給料は誰からもらうのか」というワークがあったため、その前段階としてのワークだったのかなと今なら思います。
「給料は誰からもらうのか」を考えるのもすごく良い機会でした。
社長から、上司から、などの意見も出る中で、最終的に導き出したのは「お客様から」です。
当時は「なるほど」くらいにしか思っていませんでしたが、今はその意味がとてもよくわかります。
お客様がいて、お客様が自社の商品を信頼して買ってくださるからこそ、会社にお金が入ります。
じゃあ、どうしたらお客様が自社の商品を信頼してくださるかと言うと、その販売をしている社員を信頼してくれているからであり、その社員が良いパフォーマンスをするためには、他の部署の機能が円滑に動いていないといけないわけです。
つまり、全ての仕事はつながっています。
仕事はつながっている
個人商店や個人事業主だと、直接お客様とつながります。
商品やサービスの提供と、お客様からのお礼(お金)がダイレクトにつながっているので、関係性が見えやすいです。
それが会社員だと、自分の仕事は何に向かって役に立っているのかわかりにくいです。でも、会社をチームだと考えると、最後はお客様につながっています。だから、どんな部署のどんな仕事でも、誰かの役に立っていることになります。
この「役に立つ」ということが「働くこと」です。
わたしは会社員時代が長かったので会社員の話から入ってしまいましたが、個人の行動で考えるともっとわかりやすいと思います。
「体調が悪い」ということに対して「医師・看護師」がいて、
「外食がしたい」ということに対して「ご飯が食べられるお店」があって、
「服が欲しい」ということに対して「服屋さんがあります」。
でもその奥には、薬を開発してくれる人がいたり、食材を育ててくれる人、運んでくれる人、服のデザインをしてくれる人、縫製してくれる人・・・無限に関わる人がいて、それがあなたに届いているのです。
当たり前に使っている電気やガスや水道も、誰かの仕事があるからわたしたちは使うことができています。
この仕組みを知ると、自分の仕事も誰かの役に立っていると思えてきませんか?
自分の仕事も誰かの役に立っている
自分の仕事も、巡り巡って誰かの役に立っていると思うと、とても誇らしく思えます。
例えば、Webデザイナーの仕事。
デザインをしてコーディングして(ノンコーディングの場合もあるけど)、お客様に納品する。
↓
お客様のホームページを見て、その先のお客様がその商品を購入する。
↓
その商品を購入したした人が幸せになる。
他にも、オンライン秘書の仕事。
バックオフィス(事務)の一部を委託して代行
↓
クライアントさんが最も能力を発揮できる仕事に時間をさける
↓
そのことにより利益が生まれたり、より良いサービスが生み出される
簡単に考えた図ですが、こうして自分の仕事は誰かの幸せにつながっています。
誰かの役に立つことが仕事になる
自分の仕事に自信が持てない。役に立っているかわからない。
そんなときは、お客様の声を聞いてみるのが一番です。
起業しようとするなら、「自分がやりたいこと」だけを提供していてはお客様は来てくれません。
お客様が「欲しいと感じること」を提供して初めて、購入してもらう(サービスを受けてもらう)ことができます。
逆に言うと、誰かの役に立つことは何でも仕事になります。
「あなたができること」を「必要としている人に届ける」ことが仕事になるのです。
働くことは楽しい
人は、自分が他者に必要とされていると幸せを感じます。
わたしは今、子どもたちに「ママー!ママー!」と呼ばれることに大変さを感じながらも幸せを感じます。自分が必要とされていると最大限感じることができるからです。
仕事もそれと同じ。
自分ができることを提供して、幸せになってくれる人がいると考えると、働くのがすごく楽しいと感じます。
これからも自分にできることをして周りの人を幸せにしていきたい。そして、みんなが幸せになる仕組みの一員として働いていきたいなと思います。
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