Webデザインを学んでもWebデザイナーにならなくていい
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Webデザインを学び始めて1年が経ちました。
ちょうど1年前の今頃、独学からスクールへ学び方を変えた時期です。
Webデザインを学んだわたしですが、
本業バリバリのWebデザイナーです!という働き方はしていません。
せっかく学んだのに?
じゃあ何してるの?
そう思いますよね。
でもわたしは、本業バリバリのWebデザイナーではないけれど、
Webデザインを学んで身につけたスキルはバリバリに使っています。
どういうことかご紹介します!
Webデザイナーになるしか道はないの?
「Webデザインを学んだらWebデザイナーにならなくちゃいけない」
これから学ぼうとされている方、学んでいる方の中には、こう思っている方いませんか?
わたしもそうでした。
ならなくちゃいけないというか、なろうと思って一生懸命学んでいました。
スクールで学んでいる途中、卒業生全員がWebデザイナーになっているのか気になって、
卒業後Webデザインに関わっている人の割合はどれくらいですか?と
聞いたことがあります。
そこで返ってきた数字は思っていたより低い数字。
学んだ人は全員Webデザイナーになるんでしょと思っていたので驚きでした。
そんな時、スクールを卒業した主婦ママさんに在学中や卒業後の働き方について
インタビューする会がありました。
すると、その方はSNS運用などに携わっているとのこと。
スクールを卒業してから、Webデザイナーという肩書きではなくても
活躍している人・働き方に初めて触れたのです!
Webデザイナーにならなくても活躍できるということを知りました。
Webデザインを学んでいたからできること
わたしはスクール卒業後、フリーランスとしていろいろなお仕事をさせてもらっています。
これまでの社会人経験で培った事務スキルを使って、
バックオフィス業務をお手伝いすることもあるのですが、
パソコン作業でも会社員時代と違うのは「クリエイティブ」な仕事や「デザインを使った」仕事ができていることです。
例えば次のようなお仕事をしています。
Webサイト管理
クライアントさんの既存のホームページの管理をしています。
主に、WordPressを使った記事の投稿やアカウント管理が日々の仕事です。
でも、レイアウトを変えたいとか、使い勝手をもっと良くしたいというご要望にも
応えられています。
記事投稿くらいだったら、マニュアルがあればできたかもしれませんが、
html/cssを使ってのデザイン変更は、間違いなくわたしの場合はWebデザインを学んでいないとできませんでした。
チラシやバナー制作
デザイン制作を単体でお仕事をいただくこともありますが、
他のお仕事に付随して依頼されることもあります。
例えば、クライアントさんがイベントを企画しようとしていたとしたら、
イベントに関する事務作業をお手伝いしている中で、宣伝用のチラシが必要だと気づくこともあります。
そこで外注することなく、自分で作れちゃうのです。
外注であれば仕様など詳しくお伝えしなければなりませんが、自分がわかっているのでその手間を省くことができます。
バナーも必要だとなれば、自分で色やフォントを合わせて作成することができます。
スライドを整える
PowerPointやGoogleスライドの体裁を整えてほしいというご依頼にも対応できます。
大きな業者に外注するほどじゃないんだけど、なんとなく見栄えも良くしたいし聞いている人にわかりやすいスライドにしたい。
そう思っているクライアントさんのご要望にも「デザインの四原則」を使えばいい感じのスライドに作り替えることができます。
SNS運用
インスタグラムの運用代行のお仕事もあります。
IllustratorやPhotoshopが使えるので、写真の加工や文字入れが必要になっても問題なく対応できます。
簡単な作業だったら、Canvaを使ってしまうのもありです。
Canvaを使って作業するのも、
先ほど述べた「デザインの四原則」を知っている人が作ったデザインと
知らない人が作ったデザインだと全然違ってきます。
クライアントさんにもメリットがある
Webデザインができる人にはいろいろな需要がありそうだと感じていただけましたでしょうか?
仕事を受けるわたしたち側にも、いろいろなことができるというメリットがありますが、
仕事を頼むクライアントさん側にも、実はメリットがあります。
それは間違いなく、
ワンストップで仕事をお願いできる
ということです!
1人の担当者に依頼すれば、あれもこれも対応してくれて、しかも見栄えがよく使いやすいものに仕上がっている。
これって最高じゃないですか?
担当者が複数いればそれだけ指示を出す回数や時間も増えます。
また、複数の業者に依頼していたら
それだけ請求書やお金の管理も煩雑になります。
デザインもできて他のこともできるという人に依頼する方が
クライアントさんにもメリットが大きいのです!
Webデザイナーにこだわる必要はない
在学中も卒業後も、わたしは「Webデザイナー」という肩書きの名刺を使っていました。
でも、いただくお仕事はWebデザインに限ったことではありません。
なので今は、Webデザインと事務スキルを掛け合わせたオンライン秘書と名乗っています。
もちろん、Webデザイナーとしての仕事もしています。
先ほど述べたように、Webデザインを学んでいたからこそできる仕事も多くあります。
今、Webデザインを学びながら「自分には向いていない」と
ちょっと後ろ向きになっている人がいたとしたら、
Webデザインを使ったお仕事はたくさんあるよ!とお伝えしたいです。
また、卒業後に「Webデザインを仕事にしたいけどなかなか繋がらない」と
思っている方がいたとしたら、
Webデザインだけを探さなくても、他のことをしていたら自然とWebデザインスキルを
必要とされる仕事は生まれてくるよ!とお伝えしたいです。
自分の働き方は柔軟に。
Webデザインを学んだことは必ずどこかで生きてきます。